ROLFING® Structural Integration
筋  膜
筋膜とは身体全体に張りめぐらされている網状の白くて薄い伸縮性のある組織です。筋肉や骨は、血管、神経、内臓器官などと共に、この網状の組織“筋膜”のなかで支えられており、私たちのからだを構成している大切な組織なのです。歩き方や姿勢などで、遠くからでも友達や家族を容易に認識できる事があるように、姿勢や筋肉の緊張状態、筋膜の状態によって、個人個人が認識されるのです。それほど筋膜の役割は大きいと言えるでしょう。筋膜は肉体の変化を可能にしている弾力性や適応性という属性があるため、ロルフ博士は身体の“形成器官”と呼びました。普段の生活の中で、からだはストレスなどから身を守ろうとする時、筋膜の構成を変化させることが可能です。いくつかの変化は“肩こり”のような一時的なものですが、慢性的なものもあります。例えば、足首を捻挫したとしましょう。その時、足首の組織は少し厚くなり足首と膝に“ねじれ”を残して回復していきます。私たちのからだの器官は一固体として動くため、その制限“ねじれ”がからだ全体のバランスを崩し、それを修正しようとするからだは新しい“癖”を作り出します。


例えば、ストッキングなど体にぴたっとした衣類がずれてしまった時の不快さを想像してみて下さい。敏感な人であればきっとまっすぐ歩くこともままならないでしょう。このように筋膜は身体のストッキングのような役割をしています。


筋膜の順応性のメカニズムは収縮性と結合性で成り立ちます。安定性を高めストレスを防ぐ為、筋膜組織は萎縮し、厚くなり、隣の組織に癒着しようとします。その結果、隣接した組織はその動きに引っ張られ、動きが円滑ではなくなります。こうなると日常生活のなかでも無駄なエネルギーを使うことになってしまい、疲れやすくなり、活力がなくなっていきます。


ロルフィングはこのプロセスを逆転させようというアイデアなのです。ロルファーが10セッションというシリーズの中で、肘、こぶし、指先、手の平などを使い、からだに直接物理的な圧力をかけることによって萎縮した筋膜を解放し、解剖学的に正しい位置にもっていきます。それを自分の新しいパターンであるとからだが認めることによって身体は調和を保つことができます。
ロルフィングは症状を治すのではなく、重力の中でバランスを築き上げ、“快活で活力のある組織”を目指します。そのため、有機体である人間のからだは病気やストレスから身を守り、その活力が自らの治癒力を高め回復やリラックスに繋がっていきます。ロルフィングは“完璧”をもたらしませんが、そのプロセスの第一歩につながることでしょう。ロルフィングは10セッションが終わっても前進し続けるプロセスを重視するワークなのです。






      
参考文献
・Clinical Massage, James H. Clay/David M. Pounds, 医学の日本社、2004
・Rolfing and Physical Reality, Ida Rolf, Healing Arts Press, 1990
・Rolfing-Structural Integration, Hans George Breckling Haus, Lighting Source Inc., 2002
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