ロルフィングは、からだの輪郭を担う筋膜に働きかける手技と、“気付き”や“体感意識”に働きかけるムーブメント(動き)を活用したボディワークです。
その最大の特徴でありゴールとなるのは“重力との調和”
ロルフィングは、体中の筋肉や内臓などを包んでいる筋膜の緊張を解放し、崩れたバランスを取り戻していきます。組織の弾力性と柔軟性を取り戻すことにより、重力の中でもっとも負担が少なく、調和の取れた動きをするからだを目指します。重力に対して生きていくのではなく、重力と共に生きていくということがロルフィング最大のゴールです。
ここで日本ロルフィング協会が公開しているロルフィング説明動画をご覧下さい。
ロルフィングの4つの特徴
①重力の中でのアプローチ
私たちは重力の中で生きています。そして筋力の低下に伴い、その負担は強く感じるもの。ただ、重力の中でからだ全体のバランスさえとれていれば、その負担は軽くなるのです。
②姿勢を形づくる筋膜へのアプローチ
姿勢は何で形作られているのか?骨?筋肉?実はそのすべてを包み込んでいる筋膜というものによって形が保たれています。ここが変わらなければ、姿勢はなかなか変わりません。
③筋膜に癖をつけてしまっている動きへのアプローチ
実は、日々の生活の中で何気なくしている動きによって、筋膜はまるで形状記憶していくように癖づけられていきます。癖をつける動きを改善することなくしては、長い持続する効果が得られないのです。
④クライアントの感覚、意識へのアプローチ
自分のからだを感じてみることで、今まで意識していなかったからだの部分や無意識でおこなっていた癖に気づき、意識していくことで、からだも動きも大幅に変わります。その人自身が“変わる”意識を持つことは、とてもパワフル。それをサポートし、知らず知らずとそれができるようになるお手伝いをしていくのがロルフィングです。
図のように、2つに同時にアプローチする施術法はロルフィング最大の特徴です。
多くのからだ(構造)の問題は、動き方の癖(機能)が引き起こしています。そのため、構造と機能の両方へアプローチすることで、効率よく変化でき、その変化を持続させるだけでなく変化し続けることが可能なのです。
10シリーズを終えたクライアントさんのコメントを体験談で紹介させていただきます。